高校留学とは、文字通り現地の高校に留学することですが、期間・目的によって「短期語学留学」「交換留学」「卒業留学」の3つのタイプに分けられます。「短期語学留学」は、異文化体験や英語学習を目的とした1ヵ月未満の留学、「交換留学」は、国際交流を目的とした1年間の留学、「卒業留学」は、外国の高校卒業を目的とした長期間の留学です。
将来の進路に大きく関わってくる高校時代を海外で学び、生活することは、語学だけでなく、自立心を養う上でもとても重要な体験になります。生徒一人一人の興味を尊重し、伸ばせる授業形態で学ぶことで、自ら考え、自らの責任で行動することを知り、問題解決能力や、自分の意見を持ち発言することができる力をも養っていくことができます。
この時期を海外で過ごし、学ぶことのメリットは無限大です。
カナダでの私費留学の学生の受け入れは私立校が中心でしたが、最近では公立校でも留学生を受け入れる学校が増えつつあります。日本以外からの留学生も多く、留学生アドバイザーやカウンセラーが常駐している学校も多いので、言葉の不自由な留学生も安心して勉強することができる環境が整っています。 |
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●カナダの教育制度
カナダでは教育は将来、国民の生活水準の向上や雇用機会の増加につながると考えられていて、学生に発展的な国づくりに大きく貢献できるように室の高い教育を提供しています。その教育制度は州ごとに異なり、それぞれの州で、地域性や文化を尊重した教育システムをとっているため、留学する際には注意が必要です。
学校は日本と同じように公立と私立に分けられ、義務教育は州によって異なりますが、6歳又は7歳から16歳までになっています。学生の95%が公立校に通っていると言われていて、私立と公立にレベルの差は殆どありません。
学年はアメリカ同様グレード制 (Grade) です。日本の小学校1年生にあたるのがGrade1、高校3年生が
Grade12となります。
●学期と期間
新学期はアメリカ同様9月に始まります。学期については前期と後期に分かれている2学期制の学校が多いですが、なかには3学期制、4学期制のところもあります。基本的な学制は日本の小学校から大学までと変わりませんが、初等・中等教育の年数は、アルバータ州やプリンス・エドワード・アイランド州をはじめとする多くの州は6-3-3制、ブリティッシュ・コロンビア州は7-5制、マニトバ州、オンタリオ州は8-4制といったように州により異なります。
日本の場合は、学年の初めに決められたクラス単位で、全員が1年間同じカリキュラムに従って勉強していきますが、カナダでは、各生徒が学年の初めに自分でカリキュラムを組み、自分の選んだ科目の教室に移動して授業を受けます。必修科目も色々ありますが、日本に比べるとカリキュラム選択の自由が大きく認められています。
●入学基準と英語のレベル
出願の際に必要な書類は学校によって様々ですが、基本的に過去2〜3年間の成績証明書や推薦状などが必須となります。その他、学校によっては英語のレベルの証明として、TOEFLスコアやエッセーの提出が求められる場合もあります。必要なレベルは学校によって様々なので、個別の確認が必要です。
また、18歳もしくは19歳未満の生徒が留学をする場合には、ガストディアン(=後見人)が必要になります。
一般的に学校の校長や担任教師、ホストファミリーなどがなってくれる場合が多いですが、民間企業に委託しなくてはならない場合もあり、その場合、別途費用が必要になります。
●授業料
学校によって差は大きいですが、年間CAN$10,000から26,000ぐらいが目安といわれています。
●必要なビザ
学生ビザが必要です。
ビザの詳細や申請方法についてはコチラ
●滞在方法
学校にホームステイや寮が一般的です。 |
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